コラム
リフォーム
2026/10/01
灯油は青森で18L2,620円。五所川原で冬までに効く断熱改修の順番
家のことは、分からないことが多いものです。
「灯油が高いのは分かるけれど、家のどこを直せば効くのか分からない」
「窓と床下、どちらを先にやるべきですか」
「この冬に間に合う工事って、まだありますか」
「古い家だから、直しても無駄なのでは」
今工務所が、五所川原・青森・弘前・つがるで家づくりに携わってきた経験をもとに、できるだけ分かりやすく解説します。
今回のテーマは、「灯油価格と、冬までに効く断熱改修の順番」です。

灯油は18Lで2,717円。全国平均の話から
資源エネルギー庁の石油製品価格調査によると、2026年9月14日時点の灯油(配達販売)の全国平均は、18Lあたり2,717円でした。
前の週が2,718円ですので、直近はほぼ横ばいです。
ただ、少し長い目で見ると印象が変わります。
同じ調査で、この1年あまりの最高は2026年3月16日の2,842円、最低は2025年8月4日の2,177円でした。
同じ18Lを買っても、時期によって665円ちがったということです。
暖房費は「単価」だけで決まりません。買う量が変われば、効き方はもっと大きくなります。
青森県は2,620円。全国平均より少し安い
同じ2026年9月14日時点で、青森県の灯油(配達販売)は18Lあたり2,620円でした。
全国平均より97円安い水準です。
雪国は灯油を多く使うぶん、価格そのものは比較的落ち着いていることが多いのですが、安心はできません。
使う量が多いということは、単価が少し動いただけで、ひと冬の合計が大きく動くということでもあります。
つまり青森では、単価を気にするより「使う量を減らす」ほうが、家計への効き目が大きくなります。
五所川原・津軽では、どこから熱が逃げているか
ここからが本題です。
私たちが津軽のお宅で現地調査をしていて、いちばん多く見つけるのは窓まわりです。
築30年から40年ほどの家では、アルミサッシに単板ガラスという組み合わせが今も多く残っています。
冬の朝、窓の下枠に水がたまっていたり、カーテンの裾が湿っていたりするお宅は、そこから熱が逃げています。
次に多いのが足元です。
床が冷たい、ストーブをつけても腰から下が寒い、というご相談の多くは、床下と基礎まわりの断熱が切れています。
玄関の土間、勝手口、床下点検口のまわりは、特に弱点になりやすい場所です。
三つめが天井です。
暖かい空気は上に集まります。天井や小屋裏の断熱が薄いと、せっかく暖めた空気がそこから抜けていきます。
雪国では、これが屋根の雪の解け方にも影響します。屋根の一部だけ先に解けるお宅は、そこから熱が出ているサインです。
この三つには、効く順番があります。
面積あたりで熱の出入りがいちばん大きいのは窓です。そのため、予算が限られているときは窓から手をつけたほうが、体感が変わりやすくなります。
ただし、窓だけを新しくして足元が冷たいままだと「上は暖かいのに、足が寒い」という状態になります。
だから順番は、窓を起点にして、床下、天井へ広げていくのが現実的です。
今工務所からのご提案:まず1軒の弱点を見に行きます
どこから手をつけるべきかは、家によってちがいます。
同じ築年数でも、増築の有無、基礎の形、屋根の納まりで、熱の逃げ道は変わります。
ですので、私たちは金額の話より先に、現地を見せていただくようにしています。
現地調査と概算のお見積もりは無料です。
費用の目安としては、内窓を1か所つける工事でおおよそ数万円台から、部屋全体の窓を入れ替える工事で数十万円台からになります。
床下の断熱の入れ直しや、天井の断熱の増し敷きも、部分ごとに分けて進められます。
※いずれも参考価格です。窓の大きさ、数、現地の状況によって変わります。
「どうせなら家全体を」という場合は、間取りから見直すリセット住宅(大型リフォーム)という選び方もあります。
断熱・省エネや耐震について、当社の考え方は住宅性能のページにまとめています。

それから、時期の話をひとつ。
青森の冬工事は、雪が降ってからだと段取りが組みにくくなります。
窓の商品は取り寄せに時間がかかることもありますので、この冬に間に合わせたい場合は、今の時期に一度見ておくのが安全です。

このまちで、これからも暮らすために。
灯油の値段は、私たちには決められません。
けれど、家から逃げていく熱の量は、直せます。
そしてそれは、この先10年、20年ぶんの冬に効いてきます。
五所川原。青森。弘前。つがる。
そこから一緒に考えてみませんか。
今工務所は五所川原市を拠点に、五所川原・青森・弘前・つがるを施工対応エリアとして、土地探しから設計・施工・リフォーム・アフターまで一貫して対応しています。














